江本昌子の「ぶちおきゃん!マチャコの思い出話」 第60回「他愛もない話し」 江本昌子公式ホームページ
江本昌子の
著者:江本昌子
第60回「他愛もない話し」
毎週木曜日更新
作者へのお便りをお待ちしてます。
↓
親友のホリッペはうこっ鶏を飼っている。小さな顔の上にこれでもかあと立ちあがるフサフサの頭の毛
可愛い〜
でも私はそれを見るとどうしてもクシにべっとりグリースをつけて七 三にくっきり別け目をつけた髪型にしてみたい衝動にかられるんだけど これって私だけ?
貯金箱は陶器でないと面白くない。チャリーンといい音をたて貯めるぞーと思うもん。ガチャガチャと小銭でいっぱいになり初めてパッカーンととんかちで割られてお役目ごめんなのがお約束。でも10円硬貨いち枚入れたとたんにとんかちを持ちたくなる衝動にかられるんだけど これって私だけ?
先日、東京の娘んとこに遊びに行った時のこと。地下鉄のホームに娘と立っていると大きなネズミが目の前のホーム下を堂々とウロチョロするではないか
ワオ!何だ何だあと人間が騒いで見てるのにまったく関係なくその真っ黒な姿をあらわに出し電車が近づく音でやっと引っ込んだ。
凄いなあ〜東京のチュウ太郎は都会的センス のあるサングラスをしたキザな奴に見えた。
友達数人に誘われぼたんを見に行った。
穏やかな日が当たる所で弁当を広げ朱色に輝く大輪の花を眺めながら、のどかに一句ひねろうと その道をたしなむ友が言う。
キャー高尚。私も文化人の顔して一句
「ぼたん園 蝶々が飛んで いのしかちょう」 字あまり!
やっぱり殴られた!