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第161回 「本日は自殺予防デー、という事で…銀座のママが自殺?」

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東京生まれの東京育ち。
銀座のクラブで小ママを務める。
他に携帯サイト「The news」
おとなのじかん
女のKiss & Cry」 も
好評連載中。
2006年10月、早稲田出版より、
「ちーママ・マリアの夜まで待てない」
2008年5月、早稲田出版より、
「ちーママ・マリアの夜まで待てない2」
好評発売中!

著者:清水マリア(本名:ナイショ)

作者プロフィール

ちーママ・マリアの「夜まで待てない2」清水マリア 第161回 「本日は自殺予防デー、という事で…銀座のママが自殺?」

 昨日、2度目の映画「インセプション」を観て、改めてクリストファー・ノーラン監督の頭の中はいったいどうなってるんだろうと、うなった次第。既に2000年公開の「メメント」でその非凡な才能に驚嘆させられたものの…あれは序の口だったのね。ノーラン監督の真骨頂といえばバットマン・シリーズを見事スタイリッシュに復活させた手腕。 一昨年の「ダークナイト」はアメコミの実写化というハンデ(?)を軽々凌駕し、ヒース・レジャーをアカデミー賞助演男優賞に輝かせた傑作となったのでした。そう『やられた~』って気がしたわぁ(笑)。ドキドキ・バクバクしすぎてグッタリしちゃったもの。間違いなく血圧が上がっていたことでしょう。


 さてさて、今回のご質問は50歳の男性より。銀座の‘ダークナイト’について。因みに映画「ダークナイト」はTHE DARK KNIGHT、騎士の方ですけど…。
 「一昨年くらいに秋田出身の銀座のママが焼身自殺をしました。家内の同級生でした。ママの実母は着物を販売してました。亡くなる年の同窓会に突然現れ(いつも来なかったようですが)同級生に振舞っていたそうです。自殺の原因は分からずじまい、マリアさん何か知ってるかな?」

 存じませんです、相済みません。いわゆる有名店だったり老舗のクラブだったりすると、たいがいの情報は入ってくるんですが…なにせ銀座‘数千軒’、お店の数だけママも存在するワケで「銀座で石を投げればママに当たる」と言われるほどですからねぇ。今夜、美容院あたりで情報収集して参ります。

 それにしても‘焼身自殺’とは尋常ならざる覚悟。誤解を承知で申し上げれば、わたくしには焼身自殺する勇気なんてございません(想像しただけでクラクラしちゃいます)。睡眠薬とか首吊りとか、せめて飛び降りた方が楽に死ねるんじゃないか?(ひょっとすると女心、醜い死体をさらすより、骨になった方がマシという考えか? 司法解剖に回されたくないとか?)不謹慎な邪推でスミマセン。いずれにしたって焼身自殺する勇気があったなら、なんとか生きていけたんじゃないかと残念でなりません。が、自殺を選らばざるをえなかったママさんの胸中はご本人にしか分かりませんものねぇ…ご冥福をお祈りいたします。

 そう言えば昨年、旧電通通り沿いにある高級クラブの小ママが借金を苦に自宅マンションから飛び降り自殺したって話題になったんですが…話題にって表現がイケマセンが、確か週刊誌にも載りました。で、何が話題になったかと申しますと、やはりその原因。借金というのが、800万とか1,000万とか。しかし、果たしてその程度の借金で銀座のママが自殺するかしら? と。再び誤解を承知で申し上げれば、なんと惜しいことを! 死ぬ気で働けば、いずれは返せる額じゃないか!! またまた残念でなりませんが、ご冥福をお祈り致します。

 借金で思い出しましたが、昔一緒に働いてた女の子の話。彼女は、5年くらい前に自分で小さいカウンターのお店を持ったのですが、なかなか軌道に乗らず…回転資金も底をつき、とうとう従業員に払うお給料も‘ままならない’という事態に。しかし彼女はお店をたたむ事になろうとも、これまで自分を信じてついてきてくれた従業員の家賃等を心配し「4時間、待ってて」と言い置いて、一人お店を出たそうな。で、約束通り4時間後。300万の現金を手に現れたそうな。



既に貯金もスッカラカンだった彼女が、短時間でどうやって300万を作って来たのか? きっと平素なら‘渡りたくない橋’を渡って来たのだろうと察した従業員一同、ママたる気概に敬服し「これからも、ママのために必死で頑張ります!」と誓ったそうな。結局、お店は潰れてしまったけれど、そんなママであったので、2年後には銀座で小さなスナックを再開。不況下だろうが、不屈の精神で頑張っちょります。
 僭越(せんえつ)ながら、諦めないことが成功の秘訣だと思うのですよ。人生、楽ありゃ苦もあるさ。天寿を全うする前に匙(さじ)を投げるのは惜しいですよねぇ。奇しくも本日はWHO世界自殺予防デー(本日より自殺予防週間)。死んだらそれまで、生きてさえいたらなんとかなるさ!! 諦めないという才能を磨きたいですよね。

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